福留、ジョンソン覚悟!あと2の2000安打一気に決める

[ 2016年6月24日 05:30 ]

福留はリラックスした表情で練習する

セ・リーグ 阪神―広島

(6月24日 マツダ)
 偉大な記録も、ゴールではなく通過点でしかない。日米通算2000安打まであと2本に迫っている福留は大台到達を弾みとして前半戦の残り試合をフル回転する意気込みを見せた。

 「3日空いたことでいい気分転換になったし、また一からやっていきたい。チームが勝つことが第一。そのために自分ができることを、その場、その場でやれるようにしていきたい」

 残り4本で臨んだ20日のオリックス戦(甲子園)では、抜群の集中力を発揮して第1、2打席で連続安打。ただ、あまりの迫力にその後の打席は勝負してもらえず、2打数2安打2四球で地元での達成はならなかった。週明けには再び甲子園でのDeNA戦が組まれていても、もちろん、そこまで長引かせるつもりはない。好調の首位・広島(マツダ)と敵地で戦う今日24日のリーグ戦再開初戦で、一気に大台を突破する構えだ。

 「リフレッシュできたし、状態は悪くない。交流戦前はやっぱり流れが良くなかったし、全員で流れを変えられるようにまた一から頑張りたい」

 2日の休養日明けで参加した全体練習では蒸し暑い甲子園球場でのフリー打撃で快音を響かせた後、ゴメスらとともに三塁で笑顔でノックを受けるなどリラックスした姿を見せた。4月中旬から抱えていた左太もも裏痛も、もう心配ない。球宴まで約3週間。金本監督は起用について「フル回転」と明言した。

 「次の区切りはオールスターか。1カ月もないからぶっ飛ばして。孝介にも頑張ってもらう。フル回転でね。またオールスター休みはしっかり休ませるから」

 今日対戦するジョンソンとは昨季13打数5安打、打率・385の好相性。20日のオリックス戦の内容や休養明けということを考慮すれば、安打2本などいとも簡単に打ってくれるはず。個人的な節目などさっさとクリアして勝利のためにガンガン打ちまくるだけだ。(山添 晴治)

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2016年6月24日のニュース