【大阪】元PL学園コーチのOB深瀬氏「堂々と向かってほしい」

[ 2016年6月24日 09:00 ]

昨夏の大阪大会を最後に退任した元コーチの深瀬猛さん(前列左から3人目)と現在の12人の部員たち

第98回全国高校野球選手権・大阪大会

 2008年夏から15年夏までコーチとして支えてきたPL学園OBの深瀬猛氏(47=佐川印刷軟式野球部監督)が、12人にエールを送った。

 「泥んこになりながら持っている力を存分に発揮してほしい。それを一番に願います。背負うものは何もない。思いきって戦ってほしい」

 深瀬氏は現部員の入学から成長を見てきただけに思い入れは強い。現在の状況になることを踏まえ、既に15年1月から各校に働きかけ練習試合を組むために奔走。昨夏限りで退任したが、教え子である後輩の動向は、ずっと気に掛けてきた。

 深瀬氏は片岡篤史氏(阪神打撃コーチ)、立浪和義氏(野球評論家)らとともに主力として87年春夏連覇を経験。部員として黄金期を、コーチとして低迷期を知る。「PLのユニホームを着ている以上、堂々と相手に向かってほしい」―。言葉に実感がこもっていた。

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