“いい風持ってきた”オリ若月 異例の投手練習参加 昇格後4勝1敗

[ 2016年4月19日 06:52 ]

ブルペンで東明の投球を受ける若月

 オリックスの投手練習が神戸市内で行われ、先発投手陣にまじり、3年目の若月健矢捕手(20)が参加した。

 野手は休養日のため普段は捕手も参加しないが、今後を見据えた育成プランで、ブルペンで44球投じた東明の球を受けた。三輪バッテリーコーチは「これから東明と若月が組む可能性もゼロではない。準備をさせておきたかった」と説明。20日の楽天戦(コボスタ宮城)で先発予定の東明も「いい意味で普通だった」と問題なかったようだ。

 若月が13日に1軍昇格して以来、チームは4勝1敗。同コーチも「いい風を持ってきてくれた」と称賛したが、そのうちローテの谷間だった14日は山崎福、15日は近藤一とコンビを組み、実際に勝利投手に導いている。東明との新コンビ結成も可能性は十分で、若月は「もしそうなれば、きょうは真っすぐが良かったので、軸にしたい」とイメージした。

 これには福良監督も賛同。「若月のリードには根拠がある。金子と組ませるのは難しいけど、他の投手なら大丈夫だと思う」と話し、今後は西やディクソンと組む可能性にも言及した。最下位からの巻き返しへ、正捕手候補がキーマンになりそうだ。

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2016年4月19日のニュース