“山の神”青学大・神野 29日ヤク戦始球式!大の燕党願いかなった

[ 2016年3月8日 09:03 ]

石井氏(左)から始球式権の目録をプレゼントされた青学大・神野

 ヤクルトの本拠地開幕戦となる29日の阪神戦(神宮)で、正月の箱根駅伝で青学大の2連覇に貢献した「3代目・山の神」こと、神野大地(22)が始球式を務めることが7日、分かった。神野は大のヤクルトファン。リーグ2連覇を目指すチームにとって、縁起がいい人選となった。

 橋渡しをしたのは、ヤクルトOBの石井一久氏(スポニチ本紙評論家)だ。昨年、自らがMCを務めるニコニコ生放送のネット番組「スポヲチ」で箱根駅伝を取り上げた際、優勝を条件にご褒美をプレゼントすると宣言。「始球式をやりたい」と熱望した神野に対し、石井氏は「2連覇したら、僕が責任を持って球団と交渉します」と約束していた。

 神野は3年生だった昨年の箱根駅伝で、山上りの往路5区で区間新記録をマーク。同大の初優勝に貢献し、一躍脚光を浴びた。今年も区間2位の快走で「山の神」健在ぶりをアピール。4月からは実業団の名門・コニカミノルタに進み、日本長距離界期待の星として将来が嘱望されている。今回は「青学大・神野」として最後の勇姿となる。

 箱根駅伝2連覇の立役者とリーグ2連覇を目指すヤクルト。青学大の青山キャンパスは神宮球場から目と鼻の先にある「ご近所さん」でもある。球団に掛け合い、始球式を実現させた石井氏は「ペナントレースも箱根駅伝と同じ長丁場ですが、ヤクルトもスタートダッシュを決めて、“山の神効果”でそのままセ・リーグの頂まで駆け上がってほしいですね」とコメントした。

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2016年3月8日のニュース