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ソフトB、強さの裏に不測事態での対応力 「不安」選手は無理させない

倉野投手総合巡回コーチ(左)らと今後の登板スケジュールについて話し合う松坂(中央)

 3月に宮崎にいるのは2004年にプロ野球担当になって以来初めてだ。この時期はオープン戦で日本各地を巡るのが、日常である。閑散とするキャンプ地を思い描いたが、100人はいただろうか。ソフトバンクのキャンプ地・生目の杜にはまだ、ファンがいた。

 3月3日、昨年8月の右肩手術から288日ぶりの実戦マウンドに上がった松坂が、その「集客」の原動力だったことは言うまでもない。ただ、それだけではなかった。6日まで延長キャンプだったB組(2、3軍)の顔ぶれはサインが欲しくなるほど豪華だった。

 昨季9勝を挙げた中田はキャンプ途中、右肘痛で出遅れただけで開幕ローテーションから外れた。昨年8月に左肘の手術をした大隣、右膝に不安のある寺原らおなじみのメンバーが指折り。1軍のオープン戦だけでは投げる機会が少なく、B組の練習試合に投げるために居残った東浜、岩崎までいる。これだけでローテーションが一組出来そうなメンツ。2月に視察した西武・福島孝二スコアラーは「B組の選手たちを分配ドラフトしてほしいもんだね」と冗談交じりに言ったほどだ。

 他球団ならば多少、無理してでも開幕に間に合わせなければならない選手も多くいるだろう。ただ、工藤監督の方針はわずかな「不安」があるのならば無理はさせない。松坂の好調を伝えられるたび指揮官は口癖のように繰り返す。「もう一度、調子が落ちる可能性はゼロではないし、故障明けの選手は長い目で見てあげないといけない」

 シーズンは長い。疲労、故障などアクシデントにより、チームの成績は一気に下降線をたどることはある。ただ、日本一3連覇を目指すこのチームには、他球団のうらやむ厚い戦力だけではない不測の事態にも対応できる準備が整っている。(記者コラム・福浦 健太郎)

[ 2016年3月8日 08:48 ]

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