今度こそ!斎藤佑 腰が入った新フォームいい 吉井コーチも太鼓判

[ 2016年2月27日 05:30 ]

昨年の斎藤のフォーム(左)と腰を入れた新フォーム

 昨季1勝に終わった日本ハムの斎藤が文字通り「腰」を入れ、フォーム改良に取り組む。左足を上げた時、スパイクが軸足に巻き付くほど後方に回り、打者から背番号が見えるほどひねりが入る。

 「そう見えますか。でもひねりは意識していない。後ろに重心を置くことで、体を大きく使えるようになった」

 斎藤によれば、新フォームは「腰を入れる」ことから始まるという。あとは人体の構造が自然に動きを導いてくれる。(1)左足を上げる時、腰を前に倒す→(2)腰が入ると胸郭が開く→(3)胸郭が開くと肩甲骨の可動域が広がる→(4)結果、腕の振りが大きくなり、強い球がミットに届く。ダイナミック。それが今の斎藤の投げ方をよく表す。

 この日もブルペンで腰の入りを確認しながら57球を投げ込んだ。吉井投手コーチは「いい投げ方になった。あとは実戦でもできるかどうか。それには反復練習しかない」と言った。沖縄・名護キャンプはフォーム固めに専念した。実戦でのお披露目は3月1日のオープン戦・巨人戦(札幌ドーム)を予定している。 (君島 圭介)

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2016年2月27日のニュース