MLB併殺崩し禁止新ルール 日本でも来季から導入も

[ 2016年2月27日 07:32 ]

昨季のナ・リーグ地区シリーズ第2戦で、メッツのテハダ(上)はドジャース・アットリーのスライディングで右腓骨を骨折(AP)

 大リーグ機構(MLB)と大リーグ選手会は25日(日本時間26日)、二塁ベース付近で走者が併殺を防ぐために繰り出す危険なスライディングを禁止する新ルールを採用したと発表した。この新ルール採用を受け、NPB関係者は「日本も1年後でしょう」と来季導入の可能性に言及した。

 「(新ルールはビデオ判定による)リプレー検証が導入された影響が大きい」とした上で、「併殺プレーは野球の醍醐味(だいごみ)の一つなのに、プレーの流れが止まってしまう。(走者が併殺崩しに来なければ、クロスプレーにはならず)逆に守備側は二塁ベースにしっかりついていなきゃいけなくなるし、一塁がセーフになる確率が高まるのでは…」と語った。

 既に昨年12月の日本プロ野球選手会定期総会でも、併殺崩しの危険なスライディングの聞き取り調査があり、昨季に遊撃でベストナインに選出された日本ハム・中島は「本塁だけでなく、二塁もルール化すべきだと思っている」と話していた。

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2016年2月27日のニュース