陽川、台湾WLでの実戦に手応えも肉体強化で危機感「遅れている」

[ 2015年12月23日 05:30 ]

鳴尾浜で車に乗り込む陽川

 阪神・陽川尚将内野手(24)が22日、“駆け込み筋トレ”でフルボディーに仕上げる覚悟を見せた。前日21日に台湾ウインターリーグから帰国し、この日は鳴尾浜球場を訪れた。異国での約1カ月間の実戦で得た経験に手応えを感じながらも、一方で肉体強化の方は大きく後れを取り、危機感を募らせた。

 「このオフの間、こっち(日本)ではみんなウエートをしっかりやっているし、その分遅れている。急いでこれからの期間、ウエートを重点的にしていかないと」

 課題は筋肉量のアップだ。「具体的に何キロ増やすとかよりも、とにかく筋肉量を増やしたいという思いでやる」と、来年1年間を通して戦い抜ける鋼の肉体造りを目標とする。飛躍を期した今年は春季キャンプ中に左肩亜脱臼でシーズン序盤を棒に振っただけに、強化への思いは人一倍強い。

 「基本的な体づくりが重要な期間になってくるので、しっかり取り組んで鍛えていきたい」

 年内は大阪府内のトレーニングジム「ゴールドジム」で鍛え、来年1月上旬には金光大阪時代の同級生で巨人・育成の長江翔太らと和歌山県内で自主トレを行う予定だ。(久林 幸平)

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2015年12月23日のニュース