ソフトバンク二保 4倍増3000万円!育成入団240万円から7年…

[ 2015年11月28日 05:30 ]

4倍増の年俸3000万円で契約を更改した二保

 ソフトバンクの二保がヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、年俸750万円から4倍増となる3000万円でサインした。

 「ここまで上がるとは思ってなかった」。08年の育成ドラフト2位入団で、年俸240万円からスタートしただけに「今季でもたくさんもらっていると思っていたので…」と大幅昇給にピンとこない表情。球団の育成出身としては、12年オフに4000万円でサインした山田、13年オフに3300万円に上がった千賀に続く年俸額となった。

 二保は今季開幕1軍入りを果たし、5月3日のオリックス戦(京セラドーム)では、中継ぎでプロ初勝利をマークした。6勝すべてを中継ぎで挙げたが、三笠杉彦球団統括本部副本部長は「ちょい負けや、同点のところでしっかり試合をつくって勝利をもたらせてくれた。特に前半戦は素晴らしい活躍だった」と高い評価を口にした。

 秋季キャンプでは工藤監督から強化指定選手の一人に指名された。指揮官からは「焦らないように。そんなに早く投げ始めなくていい」と声をかけられてはいるが、来季に向け例年より早い12月中に投球練習を開始し「2月1日にはきっちり肩をつくっておきたい」とさらに競争が激化する投手陣の1軍サバイバルに備える構えだ。

 「先発でも中継ぎでもどちらでもいい。ロングリリーフができれば、先発にも対応できる」。資本となる体をつくるため、今季から4種類のサプリメントを飲んで築いた1軍のポジション。来季は、今年出番がなかったポストシーズンでもマウンドを任されるべく、1年を通してパフォーマンスを維持していくつもりだ。(田中 貴久)

続きを表示

2015年11月28日のニュース