黒田、去就決断は12・10前後 残留オファーも「戦力になれるか」

[ 2015年11月28日 05:30 ]

雪景色の中、ティーショットを放つ黒田

 来季の去就が注目される広島・黒田博樹投手(40)が27日、広島市内で行われたバッテリー会ゴルフに参加。「(球団本部長の)鈴木さんとは連絡を取っているけど、しっかり会って話をしないといけない。再来週くらいに」と話し、早ければ12月10日前後にも球団側と会談し、結論を出す可能性を示した。

 この日は10月7日のシーズン最終戦後、久々に公の場に姿を見せた。同15日に家族のいる米国に戻りトレーニングと並行して熟考を重ねてきた。すでに球団側から残留オファーを受けており「チームの編成もあるし、そんなに時間はない。自分なりに考えることは考えたし米国でも考えていた」と現役続行か引退かの決断の時が迫っていることを自ら示唆した。

 今季は8年ぶりに広島に復帰。「男気」としてファンに大歓迎された右腕は、11勝8敗、防御率2・55の成績を残した。それでも「自分がいくら“やりたい”と言っても、戦力になっていないとダメ。選手として戦力になれるかどうか。そこが最低条件」。必要とされる一員であってこそ、存在意義がある。それが黒田流の美学。その決断に注目が集まる。

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