「最初から飛ばした」ライアン小川8回無失点!マイコに投げ勝つ

[ 2015年10月15日 21:09 ]

<ヤ・巨2>巨人2回2死満塁、マイコラスを空振り三振に仕留め、ガッツポーズする小川

セ・リーグCSファイナルS第2戦 ヤクルト4―0巨人

(10月15日 神宮)
 ヤクルトは、リーグ優勝を決めた2日の阪神戦に先発し好投した小川が先発。レギュラーシーズンの同カード最終戦と同じマイコラスとの投げ合いとなったが、計104球、8回を5安打無失点の力投で勝ち投手となり、リベンジを果たした。

 試合後のお立ち台では「ファンの声援が後押しになって、とても楽しく投げられた」と笑顔を見せた小川。初回、苦手としている先頭打者の立岡にいきなり安打を許したが、けん制で立岡を刺すと後続も断ち、結果的に3人で切り抜けた。2回も先頭の阿部の安打と2四球で1死満塁のピンチを迎えたが、ここも無失点でしのいだ。3回は三者凡退に抑えたものの4回には再び先頭打者を出すなど、中盤までは耐える投球が続いた。

 「絶対負けられない試合なので最初から飛ばした」。苦しい序盤は、とにかく先制点を許さない、という強い気持ちで粘り、4回に味方の援護で2点のリードをもらうと「最後まで冷静に投げられた」と、5回以降は球威も増し、降板する8回までわずか2安打に抑えた。

 「ここまで来たら絶対日本一を獲るという気持ちで皆やっている。一緒に張りましょう」。輝きを増したライアンがファンに向けて力強く呼び掛けた。

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