カブス“予言通り”突破!107年ぶり快挙へ地区3位から快進撃

[ 2015年10月15日 05:30 ]

<カブス・カージナルス>リーグ優勝決定シリーズ進出を決めシャンパンファイトで喜ぶカブスの選手たち(AP)

ナ・リーグ地区シリーズ第4戦 カブス6-4カージナルス

(10月13日 シカゴ)
 ナ・リーグは13日(日本時間14日)、地区シリーズ2試合を行い、中地区3位のカブスが同地区首位カージナルスを6―4で下し、03年以来12年ぶりにリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。

 カブスが下克上を起こした。ワイルドカードゲームでは同地区2位のパイレーツを破り、今シリーズでは首位のカージナルスを初戦黒星から3連勝で撃破。地区3位ながら97勝65敗、勝率・599はナ・リーグ中地区以外の両リーグ地区優勝チームを上回るなど、就任1年目ながらハイレベルなチームをつくったジョー・マドン監督は「この光景はずっと思い描いていたこと。至福の瞬間だ」とファンとともに喜びを分かち合った。

 この日も指揮官の采配が光った。初回に2失点した先発ハメルが4回先頭のペラルタに四球を与えると、わずか49球での交代を決断。その後は7人の救援陣を小刻みにつないだ。4―4の6回にはリゾが決勝ソロ。89年に公開された映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」の中でカブスがワールドシリーズを制覇したと予言されたのが今年15年。1908年以来107年ぶりのワールドシリーズ制覇を狙うカブスが、映画のシナリオ通りの快進撃を見せている。

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2015年10月15日のニュース