ヤク山中 ついに連勝ストップ 相性優先も調整不足があだに…

[ 2015年9月21日 05:30 ]

<神・ヤ>自己最短の1回2/3で降板する山中

セ・リーグ ヤクルト1-8阪神

(9月20日 甲子園)
 ヤクルトは無敵を誇っていた山中がついに沈み、マジック点灯はお預けとなった。開幕から6連勝で7戦負けなしだったサブマリンが、自身最短1回2/3で5失点KOされて初黒星。試合前まで阪神戦は2戦2勝、防御率0・69を誇っていたが、初回から攻略された。

 右大胸筋肉離れから復帰し約1カ月ぶりの1軍マウンド。実戦は2軍戦で2回16球を投げただけと調整不足が心配されていた。「いい準備をしてきたし、実力不足ということ。大事な試合で投げさせてもらったのに、ふがいない投球をして情けない」。自らを責めた山中を真中監督は「こちらの(復帰時期の)判断が早い中で投げているので結果は仕方ない部分がある」とかばった。21日に先発する杉浦と代わって出場選手登録を外れ、再調整に回る。

 阪神戦は3年連続のカード負け越しが決まり、1ゲーム差に迫られた。21日の相手先発は、今季5度対戦して4勝を献上している藤浪だ。「優勝するには藤浪を倒さないといけない。心していきます」と指揮官。14年ぶりの優勝へ、難敵に挑む。 (町田 利衣)

 ▼ヤクルト・山田(4打数無安打に2失策。2回は大和の投手強襲安打の打球処理で一塁悪送球)積極的にプレーしたので、結果は最悪でしたが前向きにいきたい。

 ≪最短マジック点灯日は1日延びて21日≫ヤクルトは阪神に敗れたため、最短マジック点灯日は1日延びて21日になった。条件はヤクルトが阪神に勝ち、巨人が中日に敗退、広島がDeNAに敗退でM9が出る。

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