オリ伊藤　巨漢ペーニャとクロスプレーで負傷交代　首動かせず

＜オ・楽＞７回１死一塁、一走・ペーニャと本塁上でのクロスプレーで激突した捕手・伊藤が担架で退場

パ・リーグ オリックス０－３楽天

（8月2日 京セラＤ）
　オリックスの正捕手・伊藤が離脱ピンチとなった。７回１死一塁で後藤の右前打を処理しようとしたＴ―岡田が後逸し、これを見たペーニャが本塁へ突入した。伊藤はクロスプレーで１１８キロの巨体を受け止めてアウトにしたが、吹き飛ばされた際に首と腰を痛めて悶絶。立ち上がれず、担架で運ばれて負傷退場し、３日に病院で検査を受けることになった。

　試合直後、本人は「（火曜日は）行くつもりです。治す努力をしたい」と気丈に振る舞ったが、「今は（首を）横に動かせない状態」とも明かし、４日のロッテ戦（ＱＶＣ）出場は微妙になった。くしくも４日は金子が先発予定。昨年、最優秀バッテリー賞を受賞したコンビだが、逆に金子はここ３年間、伊藤以外の捕手と実戦でコンビを組んだことがなく不安材料となりそうだ。

　昨年までのチームメート・ペーニャにはこの日も決勝２ランを打たれるなど、今３連戦で１２打数６安打２本塁打５打点と大暴れされた。加えて伊藤離脱となれば、今季１１度目の零封負けをくらったチームにはＷショック。福良監督代行は「トレーナーからは大丈夫と聞いている」と出場選手登録抹消までは考えていないようだが、７ゲーム差に広がった３位ロッテとの直接対決で負け越しは許されないだけに、正捕手の容態は気がかりだ。