ラミレス氏 引退試合でタイムリー 午後11時半過ぎてもファン熱視線

[ 2015年8月3日 05:30 ]

試合後、ナインの手で胴上げされるラミレス氏

 ヤクルト、巨人などで活躍し昨季限りで現役を引退したアレックス・ラミレス氏(40)が2日、シニアディレクター(SD)を務めるルートインBCリーグ群馬で引退試合の武蔵戦(敷島)に「4番・DH」でフル出場。1日現役復帰を果たした。

 日曜の深夜、時計の針が午後11時30分を回っても1000人以上のファンが残った。3―3の9回2死満塁の最終打席は遊ゴロ。「最後は満塁弾を狙った」と笑わせた。5打数1安打。初回に先制適時打を放った「最強助っ人」は胴上げもされ「常に群馬は僕の心の中にある」と感無量の表情で話した。

 豪雨で試合開始が1時間40分遅れ、始まったのは午後7時40分。それでも試合前の引退セレモニーに野球評論家の中西太氏、ヤクルトの人気マスコット「つば九郎」が駆け付け、イニング間に関係者のビデオメッセージも流れた。「本当に感謝です」と目を潤ませた。

 ラミレス氏はプロ野球で首位打者1度、本塁打王2度、打点王に4度も輝き、13年にDeNAで外国人初の2000安打も達成。現在はオリックスの巡回アドバイザーも兼務しており、今後も野球界に貢献していく。 (山田 忠範)

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