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藤浪MVP 江夏9連続K以来阪神投手44年ぶり 3回完全初勝利

<全セ・全パ>3回を抑えた藤浪はナインとタッチ

マツダオールスターゲーム2015第1戦 セ・リーグ8-6パ・リーグ
(7月17日 東京D)
 「マツダオールスターゲーム2015」は17日、東京ドームで第1戦が行われ、全セの2番手で登板した阪神・藤浪晋太郎投手(21)が3回をパーフェクト投球。高校時代にバッテリーを組んだ西武・森友哉捕手(19)ら大阪桐蔭カルテットを封じての球宴初勝利で、阪神の投手としては、伝説の9者連続三振を記録した71年の江夏豊以来のMVPを獲得した。試合は全セが全パに逆転勝ちし、通算成績は76勝80敗10分け。18日の第2戦はマツダスタジアムで行われる。

 4回から当初予定の2イニングを6人で封じた藤浪に、原監督から声がかかった。「せっかくだから、もう1回行くか」。3イニング目の6回、全パは森からの打順。大阪桐蔭で12年に甲子園春夏連覇を果たした女房役との対決へ、勇んでベンチを出た。

 12球団最多得票で夢舞台に出てきた1年後輩。その姿をマウンドから見下ろして、第1球、147キロ速球を投じた。

 「“森さん”に打たれたら、何を言われるか分かりませんからね」

 決着は1ボールからの2球目だ。今季進化させた、左打者の内角を突くスピンの利いた153キロ直球。森はこん身のフルスイングで応じた。打球は真上に飛んだ。勢いよく天井に刺さり、一塁・ロペスが変化した軌道に慌てながらもキャッチ。最高レベルの力と力がぶつかり合った結果に、ファンは大いに沸いた。

 「さすがに東京ドームで天井に当てられたことはない。抑えてホッとしたというよりビックリした。あらためて、凄い選手と思いました」

 試合前練習中、藤浪と森は約10分間、談笑。実は、こんなやりとりが繰り広げられていた。

 森 直球勝負して。

 藤浪 分からん。

 森 それはないわ。

 フタを開ければ望み通りの直球勝負。そして、先輩の貫禄を示した。

 森の後、西武・中村、日本ハム・中田も飛球に仕留めた。4回先頭の西武・浅村を合わせた大阪桐蔭カルテットをなで斬って、3イニングをパーフェクト。直後の勝ち越しで、球宴初勝利も手にした。試合後に用意されていたのはMVP。阪神投手では、伝説の「9連続奪三振」の江夏以来だ。「賞金(300万円)は両親にあげるか、貯金しようと思う」と笑った。

 その快投に、テレビ解説席に座った広島・黒田からは「うらやましいですね。これだけしっかり腕が振れて、これだけスピードが出るのはね」と絶賛の声が飛んだ。試合前には、その黒田とも談笑。4月25日の広島戦で内角への危険な球を投じ、怒らせたこともあったが、「また目いっぱいに腕を振って、気にせず同じように投げてくれたらいい」と温かい言葉を掛けられていた。身も心もほぐれたマウンドで見せた、最高の投球だった。 (惟任 貴信)

 ▽江夏の9連続奪三振 71年7月17日の第1戦(西宮)で記録。初回に有藤通世、基満男、長池徳二から3者連続空振りで奪うと、2回は江藤慎一、土井正博から空振り、東田正義から見逃しでマーク。3回は阪本敏三を見逃し、岡村浩二を空振りに仕留めて王手をかけ、加藤秀司を空振り三振に斬った。球数は初回、2回はともに14球、3回は13球だった。

 ≪16人目≫4回から登板した藤浪(神)が3イニングをパーフェクト投球でMVP。球宴の3回完全投球は12年第3戦赤川(ヤ)以来16人目で、阪神では70年第3戦上田、71年第1戦江夏以来3人目になる。また、阪神選手のMVPは13年第2戦の新井(現広島)以来だが、投手に限ると前記江夏以来44年ぶり。

[ 2015年7月18日 05:30 ]

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