白山コールド発進 涌井元女房が監督「現役の優勝よりうれしい」

[ 2015年7月14日 06:03 ]

<白山・サイエンスフロンティア>選手に盛んに指示を送る横浜高OBの村田監督

第97回全国高校野球選手権神奈川大会1回戦 白山8―0横浜サイエンスフロンティア

(7月13日 保土ケ谷)
 白山が8回コールドで1回戦を突破。就任3年目で夏の初勝利を挙げた村田浩明監督は「現役時代の(神奈川大会)優勝よりもうれしい1勝」と、興奮気味に振り返った。

 横浜高時代の03年センバツで準優勝。正捕手として現ロッテの成瀬、涌井とバッテリーを組んだ。日体大進学後は「監督と勝負がしたくて」と教員を志した。今夏限りで勇退する渡辺元智監督の教えを仰ぐために母校へ通い、現DeNAの倉本、筒香らと一緒になって白球を追った。

 13年秋に念願の監督に就任した。「茶髪ロン毛は当たり前。グラウンドもバットもない」という環境でもめげなかった。渡辺監督とは開会式で再会して「頑張ってください」と声を掛け合った。恩師との対戦は決勝まで勝ち上がらないと実現しないが、次戦も無欲で臨む。 (石橋 亜希)

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