広島・鈴木誠、値千金の決勝打「黒田さんに勝ちをつけたかった」

[ 2015年6月5日 21:38 ]

<広・楽>6回2死満塁、左翼線に先制の2点適時二塁打を放ち、雄叫びを上げる鈴木誠

交流戦 広島2―1楽天

(6月5日 マツダ)
 広島が緊迫の投手戦をものにして連敗を3で止めるとともに、本拠地マツダスタジアムでの連敗も7でストップした。

 先発・黒田が気迫の投球で無失点を続けるなか、勝利を引き寄せたのは鈴木誠だ。6回2死満塁で回ってきたこの日の第3打席。カウント3ボールからの4球目、高めの直球を思い切り振り抜くと、打球は大歓声とともに左翼線へ。2者を迎え入れる先制の適時二塁打を放った。

 「連敗が続いていたので何とか勝ててよかった。俺が決めようという意識で打席に入った。(打った瞬間)抜けろ、としか思っていなかった。とにかく黒田さんに勝ちをつけたかった」。試合後のお立ち台、鈴木誠はそう言って胸を張った。

 本拠地では5月22日のヤクルト戦以来となる白星。交流戦で5勝5敗と勝率を五分に戻した。「これから巻き返していけるように頑張ります!」。決勝打を放った男は、赤く染まったスタンドに向かい、力強く叫んだ。

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2015年6月5日のニュース