完封目前で７勝目スルリ…大野「１―０で勝たないといけない試合」

＜中・西＞西武打線相手に好投した大野

交流戦 中日１－１西武

（6月4日 ナゴヤＤ）
　リーグ単独トップの７勝目がするりと逃げていった。１―０の９回１死一塁。西武・岸との投げ合いには勝った中日・大野が、浅村に痛恨の右中間同点二塁打を浴びる。その後のピンチは抑えたが、９回７安打１失点で無念の降板となった。

　「相手が岸さんだし、試合前からロースコアをイメージしていた。１―０で勝たないといけない試合でした」と悔やんだ左腕。今季すでに２度も１―０の完封勝利を飾っていたが、３度目は寸前で逃した。

　今季初の引き分けに谷繁兼任監督は「追いつかれたけど、追い越されないで帰ってきた。その辺が変わったところ」と大野を評価。それだけに７回１死一、三塁や、８、１１、１２回と３度もあった２死満塁で１点も取れなかったのが痛かった。交流戦での連続カード負け越しは２で止めたが、苦しい戦いが続く。