キヨシ監督 2位転落に落胆せず「上がるチャンスがあるということ」

[ 2015年6月5日 05:30 ]

<D・ソ>6回2死一、三塁、代打・筒香の痛烈な打球は二ゴロとなり悔しがる中畑監督

交流戦 DeNA0-8ソフトバンク

(6月4日 横浜)
 今季4度目の零敗で5月4日以来、1カ月ぶりの首位陥落となったDeNAの中畑監督だが、試合後は笑顔だった。一塁ベンチ裏での会見。普段のユニホーム姿でなく私服で現れ、「終わった瞬間にユニホーム脱いじゃった」と豪快に笑うと、前を向いて続けた。

 「完敗。手も足も出なかった。ウチはいろんな意味で今が踏ん張りどころ。いつかこういう日が来る。(首位)陥落じゃない。上がるチャンスがあるということ」

 最大で貯金11あった快進撃の勢いは消えつつある。左太腿裏肉離れから復帰したモスコーソは4月22日の阪神戦(横浜)以来43日ぶりの先発登板だったが、来日最短の2回4失点KO。打線には左太腿付け根の痛みで3試合先発から外れていたロペスが「4番・一塁」で復帰したものの、初対戦の武田の前に散発3安打に抑え込まれた。

 交流戦に入り3カード連続負け越し。投手陣が計9試合で47失点では劣勢の展開を強いられる。右太腿裏筋損傷の筒香は6回に代打で二ゴロ。足の状態は万全でなく、先発復帰は早くても7日の西武戦(横浜)となる。

 試合後に田中、飛雄馬の1軍昇格と加賀、倉本の2軍降格を決定。指揮官は「悪い波を小さな波に抑えないと。西武も勢いがある。食い止めてどうやって自分たちの流れをつくれるか」と奮起を求めた。負の流れが続く今こそ、チームの底力が問われる。

 ▼DeNA・モスコーソ(李大浩に被弾するなど2回4失点KO)調子が悪いわけでなかったが久々の登板でいろいろ考えすぎたところもあり、いつもより積極的に投げられなかった。

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