黒田「凄くもったいない」7回3失点初黒星 打線は今季初零敗

[ 2015年4月5日 05:30 ]

<中・広>5回、大島に先制の適時二塁打を打たれた黒田(左)

セ・リーグ 広島0-3中日

(4月4日 ナゴヤD)
 黒田でも広島の連敗は止まらず、5に伸びた。復帰2戦目は7回を7安打3失点で、国内では07年8月30日の阪神戦(甲子園)以来の黒星。「2死からなので…。3点目が流れ的に一番大きい。凄くもったいない失点」と悔やんだのは、0―0で迎えた5回だ。

 2死一、二塁で打席にはここまで2打席連続三振の大島を迎え、1ボールから投じた146キロツーシームが外角高めに甘く入った。「高めに行った。自分の中では意図していないボールでした」。浅めに守っていた左翼・鈴木誠の頭上を越される2点二塁打は、今季12イニング目での初失点。続く亀沢には初球のカットボールで詰まらせながら、中前にポトリと落ち、3点目を失った。

 この回許した5安打中、4本が初球のストライク。ボールを動かし、ストライクゾーンでどんどん勝負するのが持ち味だが「どちらかと言うと、僕(の投球)が中へ中へ入った」と振り返った。

 それでも黒田は責められない。打線は今季初の零敗で、開幕8試合で計19得点。「打線?我慢していかないといけない展開でした」と責任を背負った右腕を、緒方監督は「しっかり試合をつくってくれた」とかばった。

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