由伸 兼任コーチ受諾へ 日本シリーズ逃し首脳陣テコ入れ

[ 2014年10月19日 05:30 ]

2月の宮崎キャンプで話す(左から)高橋由、原監督

 巨人が、高橋由伸外野手(39)に要請していた兼任コーチが受諾される方向であることが18日、分かった。

 球団関係者が「(高橋由から)前向きな返答をもらっているようだ。そういう(受諾する)ことで話を進めている段階にある」とした。実現すれば球団では89、90年の加藤初(投手兼任)以来25年ぶりの兼任コーチの誕生となる。

 球団は6日のレギュラーシーズン終了後、高橋由に水面下で打診。話し合いを続けているもようで、細部は今後詰めることになりそうだが、18年目の来季は二足のわらじで迎えることが濃厚だ。

 過去には長嶋茂雄(78=巨人軍終身名誉監督)が72年から3年間、兼任打撃コーチを務め、王貞治(74=ソフトバンク球団会長)も76年から5年にわたって兼任コーチを担ってきた。選手としての功績だけでなく、次期監督候補の一人としても大きな期待を寄せている球団は、ONと同じ道を歩かせる。2度目のリーグ3連覇や09年のWBCで世界一連覇に導いた原監督のタクトを間近で感じられることは大きい。

 他には村田打撃コーチが、野手総合コーチのような役割で多角的に野手陣を支えることになる。投手コーチでは11年から投手コーチを務め、日本一1回、リーグ優勝3度と貢献した川口投手総合コーチに代わって、生え抜きの斎藤コーチがチーフ格となり、2軍から豊田コーチが昇格するとみられる。2軍では前広島2軍監督の内田順三氏が打撃コーチに就任する。

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2014年10月19日のニュース