楽天 巨人・橋上コーチ招へい 貧打解消&参謀役期待

[ 2014年10月19日 05:30 ]

巨人の橋上打撃コーチ

 今季最下位に終わった楽天が、巨人・橋上秀樹打撃コーチ(48)を招へいすることが18日、分かった。楽天は9月18日に星野仙一前監督が辞任を表明。10月14日に来季新監督として大久保博元監督の就任が発表され、並行して水面下での組閣作業を進めていた。

 今季、チーム打率はリーグ3位の・255だったが、78本塁打、549得点はともにリーグワースト。深刻な得点力不足を解消するために打線のテコ入れが急務なことから、05年から5年間楽天に在籍し、野村元監督時代にはヘッドコーチも務めた橋上コーチに復帰を要請することを決めた。

 12年に巨人入りした橋上コーチは戦略コーチなどを歴任。昨年の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では侍ジャパンのチーフスコアラーも務めるなど、打撃指導だけでなく緻密なデータ分析に定評がある。また元ヘッドコーチだけに、1軍では初めて指揮を執る大久保新監督の参謀役としても期待されている。ポストについては調整中で、近日中に発表される予定だ。

 ◆橋上 秀樹(はしがみ・ひでき)1965年(昭40)11月4日、千葉県生まれの48歳。安田学園から84年ドラフト3位でヤクルトに入団。その後、日本ハム、阪神でプレーし、2000年に引退した。05年に楽天の2軍外野守備走塁コーチに就任。07年からは野村監督の下でヘッドコーチを務めた。09年に退団後、BCリーグ・新潟の監督を経て12年から巨人のコーチを務めた。1メートル80、87キロ。

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