ロッテ快勝、首位いじめ！涌井７勝目、デスパイネ豪快８号

＜ソ・ロ＞６回無死一塁、左越え２ランを放ち、ナインの出迎えを受けるデスパイネ

パ・リーグ ロッテ８―１ソフトバンク

（9月15日 ヤフオクＤ）
　ロッテは先発の涌井が６回０／３を５安打１失点と好投、接戦を制して首位ソフトバンクに２連勝した。涌井は今季７勝目（１１敗）。

　初回に加藤、鈴木の連打で無死一、三塁とし、角中の投ゴロ併殺の間に１点を先制。その後はソフトバンクの先発スタンリッジに抑えられていたが、６回無死一塁から４番・デスパイネが左中段へ豪快な８号２ランを放ち、貴重な追加点を挙げた。

　中５日で先発の涌井は４回まで二塁を踏ませない安定した投球。５回１死から明石に中前打を許し、送りバントと暴投、四球で一、三塁のピンチを招いたものの、中村を遊直に打ち取り無失点。６回には先頭の今宮に右前打を許したが、内川を遊ゴロ併殺に仕留めて切り抜けた。

　３点リードの７回に四球と死球で無死一、二塁となったところで涌井が降板。代わった松永が２死後に吉村に左前適時打を浴びて１点を失ったものの、９回には２死満塁から押し出し四球と敵失、田村の左中間への走者一掃二塁打で計５点を奪って試合を決めた。

　ソフトバンクは今季６度の零敗を喫しているロッテに対して打線が６安打と沈黙、１点を返しただけに終わり、リーグ優勝へのマジックナンバー点灯もお預けとなった。