マエケン23年ぶりVへ「腕ちぎれてもいい 必死に投げていく」

[ 2014年9月15日 21:06 ]

<広・巨>6回2死三塁のピンチに橋本から三振を奪った前田健は、雄叫びを上げる

セ・リーグ 広島4―0巨人

(9月15日 マツダ)
 広島の前田健が8回無失点の好投で今季巨人戦初勝利。11勝目を挙げた。

 「巨人になかなか勝てなかった。(巨人3連戦の初戦に)自分が投げることに意味があると思った。勝ててよかった」

 エースの称号にふさわしい投球だった。115球を投げ、8回を2安打、7奪三振1四球。最速151キロのストレートと切れ味鋭いスライダーを低めに集め、6回まで許した走者は初回の四球の一人だけ。6回、先頭の片岡に左中間二塁打を浴びるまで、外野への打球すら許さなかった。2死三塁とされたこの回も最後は橋本を空振り三振に斬り無失点に抑えた。

 今季ここまで巨人戦は5試合に登板し0勝3敗。6度目の対戦で圧巻の投球を披露し、意地を見せた。

 首位・巨人との3連戦に先勝。ゲーム差を4に縮め、巨人のマジックは「12」のままだ。残り15試合。右腕は「腕がちぎれてもいいくらい必死に投げていく」。23年ぶりリーグ制覇へ3万1830人の観衆を前に熱い決意をぶち上げた。

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