プロ初完封の上沢 同期のリードに感謝も「自分の感覚信じた」

[ 2014年9月15日 17:59 ]

<日・オ>プロ初完封を飾り、近藤(右)と抱き合う上沢

パ・リーグ 日本ハム5―0オリックス

(9月15日 札幌D)
 専大松戸からドラフト6位で入団して3年目の20歳が大仕事をやってのけた。2位オリックスを相手に3安打の完封劇。お立ち台に立った日本ハム・上沢は心境を尋ねられ「疲れました」とポツリ。球場を爆笑の渦に巻き込んだ。

 初の1軍で開幕を迎えた今季は開幕3連勝を飾るなど大きく躍進。6月上旬には6勝目をマーク。だが、7月30日のロッテ戦を最後に1か月半も白星から遠ざかっていた。

 「後半戦はずっとチームに迷惑をかけていたので正直つらかったですけど、何とか結果を出すことができてよかったです」。

 この日は同じ高卒3年目の近藤とのバッテリー。「いつか1軍で一緒にバッテリーを組めたらいいなとずっと話していた」という同期生のリードに感謝しつつ、終盤にはサインに首を振るシーンも。上沢は「最初の方と同じ球種の感覚で投げれてない球もあったので、自分の感覚を信じて投げました」と胸を張った。

 久しぶりの勝利が完封。これで8勝目となり、2桁勝利も見えてきたが「先は見ないで1試合1試合ちゃんとやっていきたいです」。3位から追い上げを狙うチームにとって若い力が原動力となりそうだ。

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2014年9月15日のニュース