5人内野に合わせた西岡の勝ち 原監督は「勝負にいったということ」

[ 2014年7月11日 22:42 ]

<巨・神>6回1死二、三塁、代打・西岡のとき、内野を5人とする変則の守備位置を敷く巨人守備陣

セ・リーグ 巨人5―12阪神

(7月11日 東京D)
 結果的に勝負を分けた巨人の5人内野。その時打者、両監督は――。

 阪神に2点を勝ち越され、さらに1死二、三塁とされた場面で左翼・亀井を三塁手・村田と遊撃手・坂本の間に置く5人内野を敷いた巨人の原監督。「見ての通りです。勝負にいったということ」と試合後に振り返ったが、西岡の狙いすました打球は無人の中堅へ飛び2点適時二塁打。点差を4点に広げ流れをつかむ一打となった。

 西岡は「ポジション的にちょっと変わったポジショニングだったですけど、自分の中では気にせず外野3人いるんだという気持ちで無心でバットを振りました」と冷静に振り返ったが、ファウルとなった5球目の打球も手薄な外野を狙った当たり。巨人が敷いた変則シフトに合わせたバッティングを見せた西岡の勝ちだった。

 打線好調で12点を奪った阪神の和田監督も「チャンスでのセンターオーバーというか、センターいませんでしたけど、あの2点タイムリーが非常に流れを持ってきてくれた」と西岡の一打を称えた。

続きを表示

この記事のフォト

2014年7月11日のニュース