藤浪に中西コーチ説教「こんなんじゃ絶対にお前は完投できない」

[ 2014年7月11日 09:03 ]

ラベルをぶらつかせながら給水する藤浪

 黄金右腕が説教を受けていた!? 中西投手コーチが前日9日の広島戦で完投ペースながら7回1/3、5失点で降板した阪神の藤浪に厳しい言葉を浴びせていたことを明かした。

 「降板する時に言ったんだ。“こんなんじゃ、絶対にお前は完投できないぞ”とな。7回90球でいっていて完投せなあかんやろう」

 まだまだ力を発揮しきれていない―。言葉にははがゆい思いがにじんでいた。カットボールを自在に操り、7回まで6安打1失点にまとめた。90球の球数に加えて、6―1と楽な展開で終盤に突入。誰もが藤浪のプロ初完投を予感していた。

 だが、8回1死から連打と四球で満塁とされると岩本に右前2点適時打を浴びたところでベンチは継投を決断した。

 全体練習に参加した藤浪は“未遂”に終わった完投について「昨日は完投ペースだったので完投しなければいけなかった。(終盤は)変化球の精度が必要。バッターも慣れてくるので、慣れさせないように、慣れても打たせないような技術にもっていかないといけない」と課題を口にした。

 前半戦最後の登板が予想される15日の中日戦は1人でマウンドを守ってみせる。

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2014年7月11日のニュース