杉内 絶好調虎打線の内角えぐる!史上最速2000Kには力みなし

[ 2014年7月11日 08:33 ]

笑顔を見せる杉内

 史上最速の2000奪三振に残り3と迫っている巨人・杉内は、先発予定の12日の阪神戦に向けて、川崎市のジャイアンツ球場で42球のブルペン投球。田畑投手コーチが仮想マートン、ゴメスで、右打席に入った場面で、初球に同コーチの顔付近に投げ込むなど攻略法の一端をのぞかせた。

 「(阪神打線は)怖いよ。マートンとゴメスの前に走者をためないこと。僕は球種が少ないのできっちり投げきりたい」

 ここまで通算1924回2/3を投げて1997奪三振。石井一久(スポニチ本紙評論家)の1967回2/3を抜いて史上最速の大台到達は目前だが、「変に三振を狙うと力むし、三振を取ったからといって、勝つわけではない。勝って祝いたい」と冷静だ。阪神打線は27イニング連続安打のプロ野球記録をつくるなど、7月に入って絶好調で、チームも7連勝中。特に両外国人は好調なだけに、内角をえぐってストライクゾーンを広げる投球を思い描いている。

 上がってくる相手を叩くのは首位固めの定石。沖縄から帰京した原監督も「(阪神は)怖いよ。震えるよ」と冗談めかしながらも「恥じない戦いができるように頑張る」と表情を引き締めた。

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2014年7月11日のニュース