勢い乗る広島 首位決戦へ丸「流れ手放さない」

[ 2014年4月29日 05:30 ]

阪神戦へ向け調整する丸

 広島・丸が29日からの首位攻防・阪神3連戦を前に、守り勝つ野球で1戦必勝の意気込みを示した。甲子園での公式戦は昨年10月、CSファーストステージ以来。敵地のスタンドが真っ赤に染まる中でトラを撃破しただけにいいイメージで臨めるが、背番号9は首を横に振って言った。

 「相手がどうこうじゃない。1戦1戦、頑張るだけ。チームは今いい流れで来ているので、自分たちから流れを手放さないようにしたい」

 流れを手放しかねない典型として、丸が挙げたのは26日の巨人戦(マツダ)だ。守備のミスが失点に直結して5―11で敗れた。「あんな試合が続くと、勢いも途切れてしまう」。翌27日は一転、守り勝つ野球で延長11回の死闘を3―0で制し、巨人に勝ち越し。阪神戦でも再現を誓った。

 この日は休日を返上。「いつも通り」、本拠地で走り込んだ。打率は・281にまで上昇。「最初は振る球と見逃す球に迷いがあったけど、ここ何試合かはできている」。6カード連続勝ち越しを目指す阪神戦へ向け、守備走塁はもちろん、中軸打者としてもチームをけん引する構えだ。

続きを表示

2014年4月29日のニュース