裕VS佑2軍で実現へ 本来なら1軍で投げ合う存在が…

[ 2014年4月29日 06:00 ]

楽天の松井裕

 楽天のドラフト1位左腕・松井裕樹が、5月5日のイースタン・リーグ、日本ハム戦(鎌ケ谷)で2軍初登板初先発することが決まった。大久保2軍監督が「今後、雨天中止がなければ中10日で、鎌ケ谷で投げる予定」と明言。日本ハムは斎藤佑樹が先発する可能性があり、2軍で豪華な「裕・佑」対決が実現しそうだ。

 松井裕は1軍4度目の先発となった23日の西武戦(コボスタ宮城)で自己ワーストの8四球と制球に苦しみ、5回5失点で2軍落ち。「また、これからです」と制球力を安定させるための下半身強化に取り組んでいる。

 一方の斎藤も2度目の先発だった10日の楽天戦(札幌ドーム)でわずか1回1/3、4四球3失点で降格。「ストライクが入らなければ、投球にならない」と制球面の課題が浮き彫りになり、以降は2軍調整が続く。10年のドラフト1位と昨秋のドラフト1位。本来なら1軍で投げ合わなければならない存在の2人が、皮肉にも2軍で、そして「こどもの日」に初顔合わせとなる。

 松井裕はこの日、仙台市内の2軍施設で自主練習。大久保2軍監督は「下半身をつくらないと何もできない。これから3年間は毎日がキャンプ。他の若手と同じようにやらせる」と特別扱いはしない方針だ。

続きを表示

2014年4月29日のニュース