東北とともに…楽天ナイン、星野監督が復興へのメッセージ

[ 2014年3月11日 05:30 ]

直筆メッセージを手にする星野監督

 これからも東北とともに歩んでいく――。2011年3月11日に発生した東日本大震災から、11日でちょうど3年。昨季に球団創設9年目でチームを初の日本一に導き、被災地に勇気と希望を届けた楽天・星野仙一監督(67)やナインが色紙に直筆メッセージをしたため、あらためて復興を願った。

 「東北を本拠地とする球団として、震災を風化させてはいけない」。被災者の「心の復興」も強く願う星野監督は色紙に「誰かの為(ため)に」と文字を入れた。昨年、リーグ優勝時のインタビューで「被災地の方々の苦労を少しだけ和らげることができたのかな、と思います」と話していた。復興への道半ばで苦しんでいる誰か、大切な人を失って悲しんでいる誰か…。被災地を思う優しさ、チームとして強さもアピールできた昨年同様、今季も頂点を目指す。

 前選手会長の嶋は「魂を1つに」、大リーグ時代から被災地に向けた募金活動を行ってきたユーキリスは「May each day bring you stronger and better times(一日一日が力強く、そしてより良い時間をもたらしますように)」と英語で記した。

 11日から球団公式WEBサイトでは、首脳陣、選手ら計86人が色紙にメッセージを書いている様子を撮影した約6分間の動画メッセージを上映する。また、岡山県倉敷市に滞在中のチームはマスカットスタジアムでの全体練習前に黙とうをささげる予定だ。

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