ホンマに大丈夫?阪神ゴメス カーブに苦戦…豪快空振り

[ 2014年3月11日 07:42 ]

掛布DC(左端)、平田二軍監督(右端)、中村GM(右から2人目)が見つめる中、初球いきなりバットを折られるゴメス

 右膝裏痛で調整の遅れている阪神のマウロ・ゴメス内野手(29)の開幕計画がようやく見えた。オマリー打撃コーチ補佐が10日、15日の教育リーグ・中日戦で初実戦を踏んで18日のヤクルトとの練習試合で1軍出場を果たす最短行程を明かし、「28日にはベストコンディションになっている」と開幕に間に合わせる方針を強調した。

 春季キャンプ終了後は一度も遠征に参加せず、密着でゴメスの補佐に努めてきたオマリーコーチ補佐が実戦出場に関して初めて具体的な日付を公言した。「メイビーだけど、15日のナゴヤでDHで出る。100%ではなくて、メイビーだけど…。15、16日にゲームに出れば、17日は東京で練習。18日はヤクルト戦だね」。残り4日間の調整が順調に進むことが前提条件で、実戦2試合を経て関東遠征中の1軍本隊へ合流する青写真。和田監督も「それが最短の予定。その計画にのっとってやっていく」と認めた。

 鳴尾浜球場での屋外打撃再開2日目は育成枠の島本を相手に29スイングで2発を放った。先月22日のシート打撃以来の“生きた球”に対し、最初のスイングでバットを折り、カーブを豪快に空振りするひと幕も。「感触はよかった。あとはタイミングだけだ」。手応えを得たゴメスは「ダイジョウブ(大丈夫)!」と新たに覚えた日本語を駆使して回復をアピールした。果たして計画は順調に進むのか。今後も動向から目を離せない。

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2014年3月11日のニュース