観客席に「マー君」のボードも…注目の中、初オープン戦で好投

[ 2014年3月2日 16:26 ]

オープン戦に初登板のヤンキース・田中将大投手の応援に仙台市から来た太田依璃子さん(中央)

 注目が集まる中、大事な一歩をしっかり踏み出した。米大リーグ、ヤンキースと7年総額1億5500万ドル(約158億円)の大型契約を結んだ田中将大投手(25)が1日、キャンプ地のフロリダ州タンパでオープン戦に初めて出場し、好投した。

 オープン戦ながら、試合は日米で生中継された。黒田博樹投手の後を継いで五回に3番手として背番号19がマウンドに上がった。場内アナウンスでその名前が呼ばれると、1万人を超える観衆からこの日一番の声援が湧き起こった。2回を無失点でマウンドを降りた田中将投手は試合後「(声援は)もちろん聞こえていたし、うれしかった」と笑顔。「この先これがブーイングに変わらないようにしっかり投げ続けないといけない」と気を引き締めることも忘れなかった。

 観客席には「マー君」と書かれたボードを掲げる日本人のファンも。仙台市在住で、昨年はプロ野球楽天の試合を観戦したという太田依璃子さん(32)はスタンドから声援を送り「鳥肌が立った。格好良かった。去年みたいに連勝を重ねて、東北に元気を届けてほしい」と興奮気味に話した。(共同)

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