岩隈 開幕絶望 右手中指再検査もあと3週間投げられず

[ 2014年3月2日 05:30 ]

 マリナーズの岩隈久志投手(32)の、開幕ローテーション入りが絶望的となった。28日(日本時間1日)、アリゾナ州フェニックスで右手中指の再検査を受け、球団が「あと3週間、固定具を装着」と診断された、と発表した。

 昨季チーム最多の14勝(6敗)を挙げ、防御率はリーグ3位の2・66。サイ・ヤング賞投票で3位に入った岩隈だが、1月の練習中に右手中指第一関節を痛めた。キャンプ地入り後に腱を伸ばしたことが判明。2月12日に「4~6週間の投球禁止」とされた。現在の練習では投球、送球を行っていない。当初の予定を3日間早めて再検査を受けたものの、投球再開を早めるには至らなかった。

 ジャック・ズレンシックGMは固定具が取れ次第、投球を再開させる方針だが、3月下旬になる見込みだ。

 リック・グリフィン・トレーナーは「岩隈が多く投げるスプリットは中指の関節や腱にかかる負担が大きい」と心配。ヤンキースをFAとなった二塁手カノを10年総額2億4000万ドル(約244億8000万円)の大型契約で獲得したマ軍だが、有望株の先発右腕ウォーカーも右肩の炎症のため出遅れており、投手陣は苦しいスタートとなりそうだ。

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2014年3月2日のニュース