マー君「しっかり投球できた」 日本のファンには「おやすみなさい」

[ 2014年3月2日 06:10 ]

オープン戦初登板でフィリーズ相手に2回無失点の投球をみせたヤンキース・田中

オープン戦 ヤンキース4―0フィリーズ

(3月1日 フロリダ州タンパ)
 フィリーズとのオープン戦に初登板し、2回を2安打3奪三振、無失点に抑えたヤンキースの田中将大投手(25)は、登板後、笑顔で手応えを口にした。

 「いい緊張感の中で、しっかりとした投球ができたと思う。投げるからには打たれたくないので、しっかり抑えにいきました」。

 最初のイニングの初球、外角低めに149キロのストレートを投げ込み、空振りを奪った。“名刺代わり”の1球。スタジアムをどよめかせた。

 2イニング、32球の初実戦。「制球面でしっかりと投げないと、という場面もあったし、もう少し球数を減らせるところもあったので(今後)詰めていければ」と田中。まずは、しっかりと結果を残したものの、これから始まる長いシーズンを見据え「相手も対応してくると思うので」とキッパリ。「憧れて(メジャーに)来たわけじゃない。勝負をしに来ているので」と言葉に力を込め、表情を引き締めた。

 また、米国のファンに「最初というのであたたかく迎えてくださったと思うので、これがブーイングに変わらないように投げ続けたいと思います」と語った。

 注目されたデビュー登板。日本では早朝の時間帯となったが、多くのファンが注目していたに違いない。インタビューの最後に、その日本ファンヘメッセージをと振られると、田中は「おやすみなさい」とコメントし、ニヤリと目を細めた。

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