阪神ゴメス 打撃練習再開へ オマリーコーチが側面援護

[ 2014年3月2日 08:05 ]

右膝裏痛のため別メニュー調整中のゴメス

 右膝裏痛で別メニュー調整を続ける阪神のマウロ・ゴメス内野手(29)が、2日にも屋内限定ながらフリー打撃を再開する可能性が出てきた。1日の調整を見守ったトーマス・オマリー打撃コーチ補佐(53)が示唆した。

 直前で中日戦出場を取りやめた先月23日を最後に本格的な打撃練習を自粛してきた悩ましい状況にやっと進展が見られそうだ。

 沖縄から帰阪後の甲子園練習2日目もゴメスは報道陣の目に触れる屋外には姿を見せなかった。室内練習場での様子を明かしたのはオマリー打撃コーチ補佐だ。「きょうはティー打撃と少しだけノックを受けた」。練習の内容は前日と同じながら「あした朝の状態を見てバッティングをやるかもしれない。室内で私が投げる。段階を踏んでいく」と付け加えた。実現すれば1週間ぶりのフリー打撃になる。

 新大砲の期待を集めながら実戦出場のないまま春季キャンプを終了。現時点では初実戦の予定も立たないだけに、たとえわずかでも前進の情報は朗報だ。オマリーコーチ補佐は高知、福岡遠征には帯同しないことも明かし「ゴメスと一緒にいる」と側面援護していく考えも強調した。

 和田監督は仮に実戦調整を欠いたとしても開幕起用する方針を示唆した一方、「一日一日で状態は変わる」と回復にも期待を寄せていた。再発進の準備が待たれる。

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2014年3月2日のニュース