井端退団でも補強しない 遊撃候補に周平

[ 2013年11月10日 06:00 ]

ケージの中で姿勢を低くして送球練習をする高橋周。手前は吉川

 中日・谷繁元信兼任監督(42)が9日、井端の退団で空いたショートのポジションを補強ではなく現有戦力でカバーする考えを示した。

 「現時点で補強は…。ウチにはいっぱいいるじゃないですか」

 今季、井端以外で遊撃を守ったのは堂上直(50試合)、岩崎恭(11試合)ら7人。指揮官は競争による定位置獲りの号令をかけるとともに、来季プロ3年目を迎える高橋周について「ショートで勝負してほしい」の構想を口にした。遊撃定位置獲得の条件は「守りじゃないですか」としながらも「ある程度打たなければレギュラーとしては出られない」とも付け足した。それだけに長打力のある高橋周に対する期待の高さがうかがえる。

 谷繁監督の意向を報道陣から伝え聞いた高橋周は「このキャンプで守備の基本的なことを身につけたい。レギュラー獲りについては、やらなければいけないことは今までと変わらない」と、強い気持ちで定位置奪取に向かうことを誓った。

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2013年11月10日のニュース