関東第一、センバツ当確!背番号17の4番・山口がサヨナラ劇打

[ 2013年11月10日 16:24 ]

<関東第一・二松学舎大付>サヨナラ勝ちに喜ぶ関東第一ナイン

秋季高校野球東京大会決勝 関東第一7―6二松学舎大付

(11月10日 神宮)
 関東第一が2年ぶり3度目の優勝を果たし、来春のセンバツ出場が決定的となった。また11月16日に開幕する神宮大会出場を決めた。

 延長10回、2時間58分の死闘をサヨナラで制した。決めたのは背番号17の4番・山口。2死二塁から右翼線に適時打を放ち、大きく右手を突き上げ「一心不乱に走った。なんとしても打ってやるという気持ちで打席に立った」と喜んだ。

 前日、完封勝利した1年生左腕の阿部が5―5の5回途中から救援登板。5回2/3を3安打1失点で勝利に導き「いつでも行ける準備はしていた。甲子園は野球を始めた頃の夢」と笑顔だった。

 昨年は広島からドラフト5位指名を受けた中村を擁してセンバツに出場。阿部はその中村のことを「目標の存在」と話す。中村が引退する際には「次の代はお前がエースのつもりで頑張れ」と声を掛けられ奮起した。

 サヨナラでの勝利に、米沢貴光監督は「大会の期間で成長した。8月の新チームとは違うチームになった」と目を細めた。

 一方、二松学舎大付は夏に続き2季連続で準優勝となった。13安打で6点を奪いながら勝ちきることができなかった。市原勝人監督は「精神的なたくましさをつけないといけない」と巻き返しを誓った。

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2013年11月10日のニュース