新井貴一塁譲らん!医師も驚く驚異の回復力で右肩完治

[ 2013年11月10日 11:00 ]

子どもたちと手の大きさを比べる新井

 阪神・新井貴浩内野手(36)が9日、4番奪回を誓った。入団秒読みとなっている4番候補の新外国人・マウロ・ゴメス内野手(29=ナショナルズ)が一塁しか守れないことから、新助っ人とスタメンを争うことになるが、定位置を譲る気は当然ない。

 「新聞を見てないからね。色々と耳には入ってくるけど。昨年と同じで肩さえ治ればライバルはいない。そういうところ(ライバル)を考えてやっていないから。もう一回、4番を打ちたいという目標を持ってやっている」

 表情が明るかったのは理由があった。8日に福岡県内の病院でメディカルチェックを受け、痛めていた右肩が完治していることがわかった。可動域や筋肉の収縮率などの検査結果を見た医師も、驚異的な回復力に驚いていたという。

 昨年のこの時期は右肩の治療に専念していたが、今年は既に甲子園内の施設でトレーニングを再開。重い負荷をかけてのウエートトレーニングや打撃練習を行っており、来季に向けての準備を着々と進めている。

 「去年のオフは、肩をどうにかしないといけない、ということばかりだった。今はやりたいことができているから、それだけでも全然違う」

 今年は、右肩痛の影響が響き開幕はベンチスタート。4月中旬からスタメンを奪い返し打率・267、15本塁打の成績を残したが5、6番に入ることが多く、結局最後まで4番に座ることはなかった。

 万全の状態でオフを過ごせるだけに、自身への期待も自然と大きくなる。「来年が楽しみだね」

。3年契約3年目となる2014年。完全復活へ向け、確かな自信をのぞかせていた。

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2013年11月10日のニュース