「Kスタ」名称変更へ 日本製紙、契約更新せず

[ 2013年11月1日 12:41 ]

今季でネーミングライツの契約が切れるKスタ宮城

 プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地、宮城県営宮城球場(仙台市)の愛称の命名権(ネーミングライツ)を持つ日本製紙(東京)が、宮城県に対し、年内で満了する契約を更新しない意向を伝えていたことが1日、分かった。

 契約が更新されなければ「日本製紙クリネックススタジアム宮城(Kスタ宮城)」の愛称は今年限りで変更される公算が大きい。県の担当者は「楽天球団を通じて話は聞いているが、まだ最終調整中だ」とし、早ければ5日にも正式発表した上で、新たな命名権を公募するとしている。

 日本製紙は「現段階ではコメントできない」としている。

 同社は宮城県石巻市などに工場がある製紙大手。国内需要の縮小で設備集約を進めてきた。命名権を手放すのも経営効率化の一環とみられる。

 日本製紙は2007年の公募に応じ、08年1月から年2億5000万円の3年契約で命名権を取得。11年に年2億円で3年契約を更新した。

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2013年11月1日のニュース