西村「僕のせい」同点の１０回に痛恨２失点

＜巨・楽＞延長１０回、２点を失った西村は降板

日本シリーズ 巨人２－４楽天

（10月31日 東京Ｄ）
　巨人の守護神・西村は四球から崩れた。９回に続き、味方が同点に追いついた直後の延長１０回もマウンドへ。だが、先頭の投手・則本に四球。１死二塁とされ、藤田にも死球を与えた。

　「僕のせい。追いついてもらったところで投手に四球を与えるようではダメ」。自滅する形でピンチを背負い、適時打を続けて浴びた。練習前には師匠・上原の世界一決定のシーンをロッカールームでテレビ観戦。「絶対に抑えると思ってましたし、簡単に抑えていた。凄い、の一言です」。昨季はポストシーズンで調子を崩し、胴上げ投手は山口に譲った。「あの時の悔しさを晴らしたい」と臨んだが、制球難に泣いた。