白鴎大足利が秋季関東大会初V 1年大下が快投

[ 2013年11月1日 06:00 ]

秋季高校野球関東大会決勝 白鴎大足利6―3桐生第一

(10月31日 ひたちなか市民)
 秋季高校野球関東大会決勝が31日、茨城県のひたちなか市民球場で行われ、白鴎大足利(栃木2位)が桐生第一(群馬2位)を6―3で下し、初優勝を飾った。栃木県勢の優勝は01年の宇都宮工以来12年ぶり。白鴎大足利は16日に開幕する明治神宮大会(神宮)に出場する。

 最後の打者を三ゴロに打ち取った白鴎大足利の1年生・大下は両腕を突き上げ「絶対に勝ちたかった。攻めようと思った」と初優勝を喜んだ。

 3点差の5回から2番手で登板。強気に内角を突き、スライダーも切れた。中学時代で140キロを超え、日本代表のエースとして世界一にもなった背番号7の右腕は「肩の張りもあったが、最後だと思って腕を振ったらいい球がいった」。3番打者としては無安打も福岡から越境入学し、投打でチームの柱になった。

 昨年からのレギュラーが多く残る打線は4試合連続2桁安打をマーク。エース比嘉は準決勝で完投勝利を挙げるなど、投打がかみ合った。センバツ初出場を確実にした藤田慎二監督は「選手が持っている力以上の力を出してくれた」と目を細めた。

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2013年11月1日のニュース