岸 今季最多139球11勝「自分の勝ちは二の次」

[ 2013年10月6日 06:00 ]

<楽・西>力投する岸

パ・リーグ 西武2-1楽天

(10月5日 Kスタ宮城)
 西武・岸は今季最多の139球の熱投でCS進出への道を切り開いた。8回5安打1失点でつかんだ11勝目。エースとしての役割を果たして「自分の勝ちは二の次。僕がゲームをつくれば、勝てると思った」と息を吐いた。

 3試合連続で中5日のマウンド。1―1の8回2死一、三塁のピンチで3番・銀次を迎え、4球全て直球を投げ込む。最後は142キロで左邪飛。「真っ向勝負。変化球で当てられるのが嫌だった」と気迫を込めた。開幕投手を務めたが、3、4月は1勝4敗。5月には2軍で再調整を命じられた。それが、6月8日の敗戦を最後に9連勝。出遅れを取り返した。

 次戦は12日のCSファーストステージ初戦のロッテ戦に向かう。「今のチームは強い。自分もいい形でCSに入れると思う」。細身の体には、まだ力が残っている。

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2013年10月6日のニュース