松田“４度目の正直”で逆転弾「摂津さんに勝ちをつけたかった」

＜ソ・西＞８回２死二塁、逆転２ランを放った松田は苫篠コーチ（左）とハイッタッチ

パ・リーグ ソフトバンク３―２西武

（8月3日 ヤフオクＤ）
　４番の一振りが、チームの逆転劇を呼んだ。８回に逆転２ランを放ったソフトバンクの松田は「なんとか自分の持っている力を出そう」と気合を入れて打席に入ったと振り返った。

　前の３打席はいずれも好機で打席が回るも、西武先発・牧田の前に凡退していただけに「３打席牧田にやられていたので、ピッチャー代わってこれはきたかなと思いました」と４回目の好機を逃さなかった。「いつもバッティング練習から心掛けている低い打球ってのが打てて、しかもホームランになったのでうれしく思います」と喜んだ。

　この一打には、ベンチで見つめていた先発・摂津にも笑顔がはじけた。「摂津さんには１回から丁寧に我慢強く投げてもらったので、なんとか勝ちをつけたかった」と松田。エースの粘りの投球に見事バットで応えてみせた。