井川 3602日ぶりナゴヤドーム白星逃すも復活の兆し

[ 2013年6月7日 06:00 ]

<中・オ>6回、松井雅の打球にグラブを懸命に差し出す井川

交流戦 オリックス1-2中日

(6月6日 ナゴヤD)
 7回、比嘉が逆転2ランを森野に浴びて、オリックス・井川の白星がするりと消えた。03年7月27日以来、3602日ぶりの“ナゴヤドーム星”をつかみかけていただけに、無情の逆転負け。だが、井川の好投にはファンも留飲を下げただろう。

 通算2勝10敗と、阪神時代は「痛い思い出が多い」という同地で7年ぶりの登板。2回無死一、三塁や、5回2死満塁などを何度もしのぎ、「スライダーが左打者に効果的に効いていた。後半立て直せた」と6回を97球で無失点でまとめた。

 森脇監督からも「持ち球が万全でない中、バッターの動きを感じながら、この前より段階が上がった。休んだ分を取り戻す意味でもどんどん投げてほしい」と期待される。チームは交流戦初の連敗で優勝争いから後退したが、井川復活の兆しに大きな価値があった。

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2013年6月7日のニュース