中日 78年生まれコンビ山井&森野の活躍で3位浮上

[ 2013年6月7日 06:00 ]

<中・オ>初勝利を挙げた山井(右)は逆転2ランの森野とファンの声援に応える

交流戦 中日2-1オリックス

(6月6日 ナゴヤD)
 熱い絆が劇的勝利の原動力だった。先発の山井が7回1失点と試合を作り、森野が逆転の一発で試合を決める。同じ1978年生まれの2人がチームに連勝と3位浮上をもたらした。

 先発再転向後、2度目のマウンドとなった山井は味方の援護がない中、我慢強くスコアボードに「0」を並べる。7回に先制点を失った直後、森野が会心の一振りで好投に報いた。

 「今年初めて仕事をした。山井も苦しんでいたし、いいところで打てて、やっと連勝ができて良かった」

 7回無死一塁、比嘉のスライダーを強振すると、打球は一直線に右翼席中段へ。値千金の5号逆転2ランで今季初勝利、そして昨年5月8日ヤクルト戦(豊橋)以来の先発勝利を得た右腕は「森野が打ってくれて、涙が出そうになりました」と2人で上がったお立ち台で感無量の表情だった。

 序盤は不調に苦しんだ男たちの活躍で連日の接戦を競り勝ち、5月19日以来の3位に浮上。高木監督は「今日も良かったね」と満面の笑みで始めた試合後の会見を「いよいよ、Aクラスか…」と上機嫌に結んでみせた。

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