野球五輪復帰へ松井氏の起用慎重に　ソフト側とも相談

　全日本野球協会（ＢＦＪ）の鈴木義信副会長が６日、日本野球機構（ＮＰＢ）を訪れ、下田邦夫事務局長と会談。２０２０年夏季五輪での正式競技復帰を目指し、プロアマともに世界野球ソフトボール連盟（ＷＢＳＣ）との連携を深めることを確認した。

　ＢＦＪ側は巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏にロビー活動などで協力を仰ぐ意向を示していた。だが鈴木副会長は「ＷＢＳＣとも相談する必要がある。ご本人に迷惑がかかる話になってもいけない」と慎重な姿勢に転換。実施競技が最終決定する９月の国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）総会までに署名活動を行う考えについては、今月１９日のＢＦＪ総務委員会で協議し、ソフトボール側と話を詰めた上で実施するかを決める。