阿部主将　練習試合を総括「初めてサヨナラ負け経験　この２試合は良かった」

＜カブス・日本＞５回２死、右翼線二塁打を放つ阿部

練習試合 日本７―５カブス

（3月15日 メサ）
　阿部が二塁打を２本放ち、好調維持を印象付けた。１点を追う３回１死一塁で、右中間を真っ二つに割る同点の適時二塁打。続く５回２死は右翼線を破り悠々と二塁に達した。前日のジャイアンツ戦に続くマルチ安打に「狙った球をしっかり打てている。それが結果につながっていると思う」と自己分析した。

　この日はＤＨでの出場だったが、試合前には正捕手として動いた。１、２次ラウンド通じて４試合で防御率１６・８８と本来の姿にない山口を呼んだ。外野の奥で自ら座り、投球を受けてフォーム分析。「自分の中でだいぶ感覚が違っていたらしい」と腕が縦振りになり、体の横回転と合っていない点を指摘した。

　「チームとして初めてサヨナラ負けを経験したし、きのうは勝ったし。この２試合は良かったと思う」と練習試合を総括した阿部。１６日（日本時間１７日）は決勝の舞台となるＡＴ＆Ｔパークで練習を行う。「あした練習で球場を見て、何か高ぶるものがあると思う」と武者震いした。