マエケン 4年前の悔しさぶつける毎回三振「まだまだよくなる」

[ 2013年3月4日 06:34 ]

<日本・中国>5回無失点の好投を見せ、阿部(右)と笑顔で言葉を交わす前田

WBC1次ラウンドA組 日本5―2中国

(3月3日 ヤフオクドーム)
 侍ジャパン先発の前田健(広島)は、5回まで投げ1安打毎回の6奪三振を記録。無失点で大役を終えた。

 世界の舞台に思い焦がれていた。2連覇を飾った前回09年大会。同年齢の田中が最年少20歳で代表に選出され、激闘の輪に加わっていた。「自分は出ていない」。前年の08年に1軍デビューして9勝を挙げていたとはいえ、決定的な差を痛感した。「刺激になった。次は出たいと思った」。飛躍を期す転機だった。

 「まだまだよくなると思う。もっと精度を上げたい。戦いはまだまだ続く。選手一丸で日本のためにファンの期待に応えるために頑張りたい。もっとプレッシャーのかかる試合が来ると思う」。中国戦の好投で、2次ラウンド初戦に先発する可能性も出てきた。日本が誇る「マエケン」が侍ジャパンの投手陣を引っ張る。

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2013年3月4日のニュース